2010年02月08日

「形式的なミス」小沢氏、持論繰り返す(読売新聞)

 「形式的な点について責任を問われているということです」。自らの資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で4日、嫌疑不十分で不起訴になった小沢一郎・民主党幹事長(67)。

 同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)ら元秘書や秘書3人が起訴されたにもかかわらず、報道陣の取材に応じたのは10分ほどで、「形式的なミス」との持論を繰り返した。一方、東京地検の記者会見は1時間を超える異例の長さで、「現時点で立件すべきは立件した」と捜査を尽くした点を強調した。

 4日午後7時45分、小沢氏はグレーのスーツにシルバーのネクタイ姿で、東京・永田町の党本部5階に姿を見せた。

 「私の事務所で会計を担当していた者が起訴され、大変残念。国民におわびする」。冒頭、謝罪の言葉を口にした小沢氏。自身が不起訴になったことについては、淡々とした表情で「公平公正な検察当局の捜査の結果」と述べた。

 だが、その後は、石川容疑者について「国会議員としての職責に関連して罪を問われているのではない」「起訴の内容も収支報告書の形式的な点についての責任を問われている」などと持論を展開。自らの正当性を主張するように「検察の公正な捜査の結果だ」と何度も繰り返した。

 石川容疑者が逮捕された翌日の先月16日に開かれた党大会で、検察との全面対決を宣言したことについて質問が出たが、「勝利とか敗北とかいう問題ではない」とかわした後、ゼネコンからの不正な資金提供があったという報道が相次いだことにあえて触れ、「私はそんなこと一切ない。断固として承服できないと主張してきた」と力を込めた。

 小沢氏の説明は記者会見場で行われたが、記者が取り囲むぶら下がり取材のみ。記者からの質問を遮るように、党関係者が「月曜日の定例会見もある」と割って入り、午後7時55分過ぎに打ち切られた。小沢氏は低く小さな声で「よしっ」と言い残し、会見場を後にした。

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続投に国民の厳しい評価、小沢氏は強気の姿勢(読売新聞)

 読売新聞社の全国世論調査で示された民主党の小沢幹事長続投に対する国民の厳しい評価に、同党内では参院選への影響を懸念する声が広がった。

 昨年夏の衆院選で、歴史的な政権交代を選択した国民の期待をつなぎとめることができるのかどうか。鳩山政権は岐路に立っている。

 ◆党内に危機感◆

 「大変なことになった。参院選は厳しい。このままいったら、小沢さんは確実にぼろくそに言われ続ける」

 衆院の小沢氏支持議員でつくる「一新会」の一人は6日、小沢氏辞任を求める世論の厳しさにうめいた。

 小沢氏の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件は、小沢氏の秘書だった石川知裕衆院議員ら3人が起訴されたものの、小沢氏は不起訴となり、党内の進退論はとりあえず沈静化した。執行部は「この問題はもう終わりだ」と幕引きを図っていた。

 しかし、調査結果は、こうした見方が楽観的に過ぎることを浮き彫りにした。

 民主党が自浄能力を発揮したと回答したのはわずか5%。内閣不支持率は支持率を上回った。党内では「流れが変わってきた」との危機感が出始めた。

 ◆正面突破図る◆

 小沢氏や周辺は強気の姿勢を崩さず、「正面突破」を図るつもりのようだ。

 小沢氏は5日、昨年12月に自民党を離党した田村耕太郎参院議員と会い、民主党入りを要請した。今後、支持団体へのあいさつ回りや候補者調整を兼ねた地方行脚を本格化し、80人前後の第1次公認を正式発表する考えだ。周辺は「小沢さんはやる気満々だ。辞める気など全くない」と語る。

 小沢氏に近い議員も、多くは「国民の批判は織り込み済み」としている。

 小沢氏支持グループは150人規模と党内最大勢力で、参院議員も小沢氏支持派の輿石東参院議員会長のもと結束を保つ。選挙戦術にたけ、党内や社民、国民新両党の異論を抑え込める小沢氏の「剛腕」が政権安定に欠かせないとの見方は根強い。輿石氏は6日、「小沢氏がきちんと説明していけば必ず国民に理解される。今の世論は一時的なものだ」と強調した。

 小沢氏に距離を置く中堅議員は6日、「けじめがついたと思っているのは執行部だけだ。世論と党の間にこれだけギャップがあれば参院選は戦えない」と嘆いた。しかし、鳩山首相が小沢氏続投を容認し、小沢氏に批判的な議員も動きにくいのが実情だ。小沢氏周辺は「小沢氏が辞任に追い込まれたら、続投をあっさり容認した首相も倒れる。首相と小沢氏は一蓮托生(いちれんたくしょう)になった」と指摘する。

 ◆進退論再燃は?◆

 小沢氏は代表だった昨年、西松建設の違法献金事件で秘書が3月に逮捕、起訴されたあと、夏の衆院選への影響回避を理由に5月に代表を辞任した。党内では「世論の批判が高まれば、小沢氏は進退を自ら判断するだろう」との期待が強い。

 ただ、こうした「世論頼み」の姿勢は、「自浄能力欠如」批判と背中合わせだ。

 小沢氏に批判的な渡部恒三・元衆院副議長は6日、都内で記者団に「小沢君は国民の世論を謙虚に受け止め、歴史に残るような決断をしてくれると友人として信じている」と述べたが、それ以上の言及は避けた。

 小沢氏と距離を置く議員の多くも、予算案審議に影響しないよう、党内対立を回避したい考えが強い。しかし、こうした姿勢がさらなる国民の批判を招く悪循環に陥る可能性もある。(政治部 小林弘平、向井ゆう子)

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posted by アカムツ博士 at 13:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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